子供も大人もお互いに自分の「意思」や「感情」を相手に伝えて理解してもらうことが大変難しい時代になってきました。これはゲームやパソコンさらに携帯メールなどが普及したため、人と対話をしたり、自分の周りの人たちとコミュニケーションを図ったりする機会が非常に少なくなってきたことと関係するような気がいたしております。

最近、いろいろな事件が家庭内や学校さらに、会社などにおいて起きていますが、そのほとんどが人に対する無関心そして、コミュニケーション不足が大きな原因の一つではないかと私は考えています。

人間は一人では生きていけません。どんな時代においても、人間同士がお互いに理解を深め合うためのコミュニケーションが絶対に必要です。

次に、コミュニケーションを図る前提として、まず相手に「好意的関心」を持つことが大切重要になります。そして「好意的関心」を持つということは、まずは相手の話にじっくり耳を傾けて聴く「聴き上手」になるべきです。何故なら、相手の話を聞くということは、相手を受け入れることにつながるからです。

相手の話をじっくり聞いて初めて相手のことを深く理解する（相互理解）ことができるようになり、その結果お互いの「信頼」へと発展していくことになります。いつの時代もまた誰とでも良好な人間関係さえあれば、喧嘩やトラブルなどが減り、平穏な生活ができるようになるはずですので、とにかくお互いに意識してコミュニケーションを図っていくようにしましょう。